さてこのたび、犬山市の栗栖地区に残る桃太郎伝説を活用し、犬山をはじめとする木曽川流域(可児市・坂祝町)の商工業・観光を盛り上げるための新たなストーリー「木曽川桃太郎外伝」を立ち上げました。
このストーリーでは、桃太郎は実は女の子であり、桃太郎(ももちゃん)と戦った鬼たちは改心し、一緒に地域の活性化を進めるという内容です。 キャラクターのデザイン制作にあったては名古屋造形大学、選定については名古屋経済大学のご協力を得ました。
今後は、これらキャラクター、いぬやまももちゃんをはじめ、仲間達【いぬ=戌一(いぬい)、さる=猿炎(えんえん)、きじ=蒼雉(そうじ)、赤おに=紅(べに)、青おに=青玉(あおぎ)】が、木曽川流域の商工業・観光の更なる活性化に取り組んでいきます。例えば、近隣市町の地域資源を活用したお土産づくりやお店の販路拡大のツールなど、将来的には関連地域での木曽川桃太郎外伝のキャラクターイベントを開催するなど、犬山栗栖地域発で犬山市内及び木曽川流域の商工業・観光の更なる活性化に取り組んでいきます。
皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。
犬山商工会議所
昔々、犬山の栗栖におじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは木曽川へ洗濯に行きました。
すると、川上から大きな桃が流れてきました。
おばあさんはその桃を家に持ち帰り、桃を切ったところ、中から可愛らしい女の子がでてきました。
当時、村では夜になると鬼が出没し、宝を盗んだり女の子をさらったりと悪事をしていました。
おじいさんとおばあさんは、鬼にさらわれないよう、この女の子を「桃太郎」と名付け、男の子として育てました。
桃太郎(モモちゃん)は元気に育ち、やがて村で悪さをする鬼を退治したいと言い、鬼退治に出かけました。
可児市にある鬼ヶ島へ鬼退治へ行く途中、犬山にて「犬」、坂祝にて「猿」、可児にて「雉」にそれぞれ出逢い、各々きび団子を手渡し、鬼退治の家来として同行することとなりました。
一方、可児市にある鬼ヶ島では、桃太郎(モモちゃん)の出陣を阻むよう、鬼が待機していました。
桃太郎(モモちゃん)一行は、鬼ヶ島につくと戦いをはじめ激戦の結果、桃太郎らが勝利しました。
退治した鬼は「もう悪い事はしません」と改心し、桃太郎(モモちゃん)らと仲良くなりました。
宝を乗せた宝車で桃太郎(モモちゃん)一行は、それぞれの出身地へ戻っていきました。
その後、桃太郎(モモちゃん)はおじいさんとおばあさんと平和に暮らしながら、村が更に栄えるよう、犬、猿、雉に加え戦いの末、改心した赤鬼、青鬼と協力をし、それぞれの地域資源を使った新たな特産品の開発を次々と行い、村人をはじめ、地域へ訪れる方々を存分に喜ばせましたとさ。